鉢植えで育てるならこの7選!多年生野菜の成功秘訣

Aug 29,2026

「鉢植えで多年生野菜って本当に育てられるの?」という質問、よくいただきます。結論から言うと、はい、十分可能です。私自身、限られたベランダスペースで多年生ケール、ルバーブ、ワサビ、スイバ、アスパラガス、チャイブ、クレソンを育ててきましたが、鉢植えだからこそ土の管理や日当たり調整がしやすく、むしろ地植えより成功しやすい野菜も多いんです。ただし、品種選びと鉢のサイズを間違えると枯らしてしまうので、この記事では私の実体験を交えながら、初心者でも失敗しない7つの多年生野菜と育て方のコツをまとめました。あなたもこれで、毎年収穫できる持続可能なベランダ菜園を始められますよ。

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1. 多年生ケール

ベランダで育てられる野菜として、多年生ケールはまず外せない選択肢です。この野菜はサラダや炒め物に使える柔らかい葉を、なんと5年以上にわたって収穫できます。

なぜ鉢植えが向いているのか

正直なところ、私も最初は「ケールなんて庭に植えればいいのでは?」と思っていました。でも、鉢植えにすると土の管理が格段に楽になるんです。水はけの良い培養土に堆肥を混ぜれば、根腐れのリスクがぐっと下がります。

ポイントは品種選びです。「ドーベントン・ケール・パナッシュ」のようなコンパクトな品種を選べば、深さ30~45cmの鉢で十分育ちます。日当たりは半日陰でも大丈夫ですが、日当たりが良いほど収穫量が増えるので、できるだけ南向きの場所に置きましょう。水やりは土の表面が乾いたらたっぷり与え、4~6週間に一度液体肥料を施すと、葉の色つやが全然違います。冬場は霜に弱いので、寒冷地では室内に取り込むか、不織布で覆うと安心です。ちなみに、挿し木で増やせるのも嬉しいポイントで、一度買えば半永久的に楽しめますよ。

収穫のコツ

下の方の葉から順に摘むのが基本です。上の葉を残すことで、植物が光合成を続けて新芽を出し続けます

私の経験では、収穫をサボると茎が伸びすぎて倒れやすくなります。なので、週に一度は必ずチェックして、食べ頃の葉を摘むようにしています。葉が硬くなったら摘み時を逃したサイン。そんな時は炒め物にしてしまうのがおすすめです。また、多年生ケールは寒さに当たると甘みが増すので、霜が降りる直前の葉は特に美味しいですよ。

2. ルバーブ

甘酸っぱい茎をジャムやパイに使えるルバーブは、鉢植えでも10年以上収穫できる頼もしい多年生野菜です。

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鉢のサイズと植え付け

ルバーブは根が深く張るので、鉢は深さ51cm以上、直径も同じくらいの大きさが必要です。私が最初に失敗したのは、小さな鉢に植えて2年目で根詰まりを起こしたこと。それ以来、大きめの鉢を選ぶのが鉄則だと学びました。

植え付けは春がベストシーズンです。培養土に堆肥をたっぷり混ぜ込み、クラウン(根茎)を浅めに植えます。ルバーブは日当たりを好みますが、半日陰でも十分育ちます。ただし、収穫は植え付けから1年目は絶対にしないこと。これは植物にストレスをかけないための重要なルールです。2年目からは、茎が太さ2cm以上になったら株元から引き抜くように収穫します。夏場の水やりは土が乾いたらたっぷり与え、春先に緩効性肥料を施すと良いです。耐寒性はUSDAゾーン3~8と幅広いので、日本では北海道から関東地方まで問題なく育てられます。

収穫時期と注意点

収穫は春から初夏が中心ですが、葉に含まれるシュウ酸に注意が必要です。大量に食べると体に良くないので、適量を楽しみましょう。

ルバーブは一度に大量に収穫できるので、余ったら冷凍保存がおすすめです。私は収穫した茎を洗って小口切りにし、ジップロックに入れて冷凍庫にストックしています。これで冬でもルバーブジャムが作れますよ。

3. ワサビ

日本の食卓に欠かせないワサビは、実は鉢植えで育てられる多年生野菜です。スーパーで買うと高価ですが、自分で育てれば採れたての辛味を味わえます。

栽培の難しさと楽しさ

正直なところ、ワサビは他の野菜より少し手間がかかります。清流に自生する植物なので、常に湿った状態を保つのがポイントです。

私が実践しているのは、鉢の下に受け皿を置いて常に水を張っておく方法です。ただし、水が腐らないように週に一度は水を交換します。用土は水はけの良いピートモスやパーライトを混ぜたものが最適で、日陰で育てるのが成功の秘訣です。直射日光は葉焼けの原因になるので、ベランダの北側や木陰に置きましょう。肥料は数ヶ月に一度、緩効性のものを与えます。気温が高すぎると生育が止まるので、夏場は涼しい場所に移動させるのがおすすめです。

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鉢のサイズと植え付け

ワサビの根茎を収穫できるまでには、約18~24ヶ月かかります。でも、その間に葉も食べられるので、待つ価値は十分あります。

私のワサビは現在1年目で、まだ根茎は細いですが、葉をサラダに使っています。ピリッとした辛味がクセになる味です。収穫のタイミングは根茎が10~15cmになった頃。掘り起こすときは丁寧に、傷つけないように注意してください。

4. スイバ

レモンのような酸味が特徴のスイバは、鉢植えで育てるとむしろ地植えより成功しやすい野菜です。

育てやすさと収穫の早さ

スイバは種からでも簡単に育ちます。私は毎年春に直播きしていますが、発芽率が良くて初心者におすすめです。

鉢は直径30cm以上のものを用意し、有機質の培養土を使います。種をまいたら薄く土をかぶせ、水を切らさないように管理します。発芽まで1~2週間、本葉が2枚出たら間引きをして株間を30cmに広げます。収穫は種まきから30~40日でベビーリーフが、2ヶ月で成葉が楽しめます。切る時は葉の付け根からハサミで切り取ると、新しい葉がどんどん生えてくるので、1株で数ヶ月楽しめますよ。耐寒性も強く、USDAゾーン4~9なら冬越しも問題ありません。

料理への活用法

スイバの酸味は、サラダやスープに爽やかさをプラスしてくれます。特にホワイトソースと合わせると絶品です。

私のお気に入りレシピは、スイバを刻んでバターで軽く炒め、生クリームと混ぜてパスタソースにすること。レモンいらずで自然な酸味が決まります。また、スイバの葉は加熱すると酸味が和らぐので、苦手な人でも食べやすくなりますよ。

5. アスパラガス

春の味覚の代表格アスパラガスは、鉢植えでも3~4年は収穫できる多年生野菜です。

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鉢のサイズと植え付け

地植えだと10年以上楽しめるアスパラガスですが、鉢植えだと根の成長が制限されるので寿命は短くなります。でも、3~4年しっかり収穫できれば十分価値があると思います。

鉢は深さ46cm以上、直径31cm以上の大きめのものを選びます。クラウン(根)を10~15cmの深さに植え、日当たりの良い場所で管理します。アスパラガスは1日8時間以上の日照が必要なので、南向きのベランダが理想的です。水やりは土が乾いたらたっぷり与え、春先と生育期に2週間おきに液体肥料を施します。収穫は植え付けから3年目からで、最初の2年は株を育てる期間と割り切ることが大切です。根が鉢の中で絡まりすぎないよう、2年に一度は植え替えをしましょう。

収穫のタイミング

春に地面からニョキニョキ出てくる若芽を、長さ15~20cmになったら収穫します。根元を手で折るか、ナイフで切ります。

収穫期間は約6~8週間で、その後は葉を茂らせて栄養を蓄えさせます。私は収穫が終わったら、葉が枯れるまでそのままにしておきます。そうすることで、翌年も美味しいアスパラガスが収穫できるんですよ。

6. チャイブ

玉ねぎ風味のチャイブは、鉢植えで年中楽しめる多年生野菜です。紫色の花も可愛くて、観賞用としても優秀です。

育て方の基本

チャイブはとにかく丈夫で、水やりと肥料さえ守れば初心者でも簡単です。私はキッチンの窓辺で育てていますが、料理にすぐ使えて便利です。

鉢は水はけの良いものを選び、培養土で植えます。日当たりは良い方が育ちが良いですが、半日陰でも問題ありません。水やりは土の表面が乾いたらたっぷり与え、2週間に一度液体肥料を施します。収穫は葉が30cmくらいに伸びたら、根元から3cm残してハサミでカット。そうすると、1ヶ月ほどでまた収穫できるようになります。花も食べられるので、サラダの飾りに使うとおしゃれですよ。耐寒性はUSDAゾーン3~10と非常に幅広いので、日本のほとんどの地域で育てられます。

増やし方と冬越し

チャイブは株分けで簡単に増やせます。私は3年に一度、春か秋に株を半分に分けて、新しい鉢に植え替えています。

冬は地上部が枯れますが、根は生きているので春になると再び芽を出します。寒冷地では鉢を室内に取り込むか、マルチングをして防寒すると安心です。株分けをしないと根詰まりで生育が悪くなるので、忘れずに行いましょう。

7. クレソン

ピリッとした辛みが特徴のクレソンは、水をたっぷり与えれば鉢植えでどんどん育つ多年生野菜です。

水栽培のコツ

クレソンの特徴は、他の野菜より水を多く必要とすること。通常の野菜は「乾いたら水やり」ですが、クレソンは「常に湿った状態」が基本です。

私の方法は、鉢の下に大きめの受け皿を置いて、常に2~3cmの水を張っておくこと。ただし、水が腐らないように週に一度は交換します。用土はピートモスやパーライトを使ったソイルレスミックスが最適で、日陰か半日陰に置きます。肥料は水溶性のものを月に一度与えれば十分です。収穫は葉が伸びてきたら先端から5cmほどを切り取り、定期的に収穫することで新しい芽が出やすくなります。スーパーで買うと高いクレソンも、自分で育てればコスパ抜群ですよ。

収穫のサイクル

クレソンは生育が早く、種まきから約1ヶ月で収穫できるので、待ち遠しくありません。しかも、一度植えれば繰り返し収穫できます。

私の経験では、収穫をサボると葉が固くなって苦味が増します。なので、週に一度は必ず収穫する習慣をつけるのがおすすめです。サラダに加えるのはもちろん、スープの浮き身にしても美味しいですよ。

鉢植え多年生野菜のよくある失敗とその対策

「せっかく植えたのに枯れてしまった」という経験はありませんか?私も最初は何度も失敗しました。ここではよくある間違いと、その回避方法を紹介します。

水やりの失敗

多くの人がやりがちなのが、水のやりすぎか、逆に不足ということ。特に多年生野菜は根が長く生きるので、水ストレスに敏感です。

私のルールは、「土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷり与える」こと。特に夏場は朝と夕方の2回チェックするようにしています。鉢のサイズに対して水やりの頻度も変わるので、指を土に差して湿り具合を確認する習慣をつけると失敗が減ります。逆に、受け皿に溜まった水を放置すると根腐れの原因になるので、必ず捨てましょう。

鉢のサイズ選びの間違い

「小さな鉢で大丈夫だろう」という考えは危険です。多年生野菜は地植えより根の成長が制限されるので、適切なサイズの鉢を選ばないと生育が悪くなります。

私が基準にしているのは、野菜の地上部の大きさに対して、鉢は少なくとも1.5倍の容量があること。例えばアスパラガスのように大きく育つものは、最初から大きめの鉢を用意します。また、鉢の素材も重要で、素焼きの鉢は乾きやすく、プラスチック鉢は湿りやすいので、野菜の好みに合わせて選びましょう。

鉢植え向きの品種と不向きな品種の見分け方

すべての多年生野菜が鉢植えに適しているわけではありません。品種選びが成功の鍵を握っています。

コンパクト品種を選ぶ理由

鉢植えでは根の成長が制限されるので、矮性品種やコンパクトに育つ品種を選ぶのが基本です。例えばケールなら「ドーベントン・パナッシュ」、ルバーブなら「ビクトリア」のような品種がおすすめです。

私が失敗したのは、地植え用の大型品種を鉢に植えてしまったこと。最初は順調でも、2年目以降に根詰まりを起こして枯れてしまいました。なので、購入前に品種の説明をしっかり読むことが大切です。また、鉢植え専用として販売されている品種もあるので、そういったものを選ぶと安心です。

根のタイプによる適性

野菜の根のタイプによって、鉢植えの向き不向きが決まります。直根性の野菜は深い鉢が必要で、浅い鉢では育ちません。

例えばルバーブやアスパラガスは深く根を張るので、深さ50cm以上の鉢が必要です。一方、スイバやチャイブは浅根性なので、深さ30cm程度の鉢でも十分育ちます。ワサビは根茎を横に伸ばすので、幅広の鉢を選ぶと良いでしょう。品種ごとの根の特性を理解して、適切な鉢を選びましょう。

野菜名適切な鉢の深さ収穫までの期間耐寒性(USDAゾーン)日当たり
多年生ケール30~45cm植え付け後2ヶ月7~9半日陰~日向
ルバーブ51cm以上2年目から3~8日向~半日陰
ワサビ30cm以上18~24ヶ月8~10日陰
スイバ30cm以上30~60日4~9半日陰~日向
アスパラガス46cm以上3年目から3~8日向
チャイブ20cm以上2ヶ月3~10日向~半日陰
クレソン15cm以上1ヶ月5~9日陰~半日陰

なぜこの表が重要かというと、野菜ごとに必要な条件が全く違うからです。例えばワサビは日陰が必要なのに、アスパラガスは日向を好む。これを間違えると、いくら丁寧に育ててもうまくいきません。私も最初はこの表の重要性に気づかず、何度も失敗しました。

特に初心者におすすめなのは、スイバかチャイブです。どちらも丈夫で育てやすく、失敗が少ないので自信がつきます。慣れてきたらワサビやアスパラガスに挑戦すると、やりがいがありますよ。また、鉢の置き場所は季節によって変えると良いです。夏は直射日光を避けて半日陰に、冬は日当たりの良い場所に移動させることで、生育期間を延ばせます。

最後に、肥料のやりすぎにも注意しましょう。多年生野菜は一年中同じ鉢で育つので、肥料が残りやすいです。私は液体肥料を規定量の半分に薄めて、頻度を守って与えています。葉の色が濃くなりすぎたり、徒長したりしたら肥料過多のサイン。すぐに量を減らしましょう。

鉢植えに最適な土の選び方と配合レシピ

せっかく素敵な鉢を用意しても、中に入れる土を適当に選んでしまうと、野菜の成長がガクッと落ちます。私も最初は園芸店の「野菜用培養土」をそのまま使っていましたが、多年生野菜には少し物足りないことが分かりました。

なぜ培養土にこだわるべきか

「土なんてどれも同じじゃない?」――実は全然違います。特に鉢植えでは、根が限られた空間で長く生きるので、土の物理性が野菜の寿命を左右します。

市販の培養土は軽くて水はけが良い反面、数年使うと有機物が分解されて土が痩せてしまうのです。私が実践しているのは、ベースの培養土にパーライトを2割、腐葉土を1割追加すること。こうすると排水性が上がり、根腐れを防げます。さらに、鉢底には軽石を3cmほど敷くのが鉄則。これだけで水の通り道ができて、余分な水分が溜まりません。特にルバーブやアスパラガスのように長く育てる野菜ほど、最初の土選びが重要です。

自作の土配合テクニック

自分で土を配合すれば、野菜の好みにピッタリ合わせられるのが最大のメリットです。例えばワサビには保水性の高い土が、チャイブには軽めの土が適しています。

私の基本レシピは、赤玉土(中粒)5:腐葉土3:パーライト2の割合。これに元肥として緩効性化成肥料を少量混ぜ込みます。ただし、ケールやスイバのような葉物には、もう少し肥料分を多めにすると葉の色つやが良くなるので、腐葉土を1割増やします。逆にルバーブやアスパラガスは、肥料が効きすぎると茎が柔らかくなりすぎるので、元肥は控えめに。失敗を避けるコツは、配合した土を鉢に入れる前に、手で握って固まらず、ほろほろと崩れる状態を確認することです。

土のタイプ適した野菜特徴注意点
市販の野菜用培養土チャイブ、スイバ手軽で初心者向け数年で劣化するので植え替え必須
自作培養土(赤玉土ベース)ケール、ルバーブ排水性・保水性のバランスが良い配合比率を守らないと効果半減
ソイルレスミックスワサビ、クレソン軽くて清潔、水はけ抜群肥料切れを起こしやすいので注意

なぜ土の配合にここまでこだわるかというと、鉢植えでは地植えと違って土のリセットが簡単にできないからです。地植えなら雨が余分な塩分を流してくれますが、鉢の中では肥料の残りカスがどんどん溜まります。私も2年目で葉が黄色くなって慌てて調べたら、肥料焼けだった経験があります。土作りに手間をかければかけるほど、後々の管理が楽になるんですよ。

コンテナガーデンの四季管理

ベランダで多年生野菜を育てる醍醐味は、季節の変化を身近に感じられること。でも、四季のある日本だからこそ、季節ごとの管理が欠かせません。

春夏の管理術

春は野菜たちが一斉に活動を始める季節。でも、油断すると新芽が強い日差しで焼けてしまうことがあります。

私の春のルーティンは、まず鉢の位置を見直すこと。冬の間は日当たりの良い場所に置いていた鉢を、徐々に半日陰に移動させます。特にワサビやクレソンは直射日光に弱いので、5月に入ったらすだれや遮光ネットでカバーします。水やりは気温が上がるにつれて頻度を増やし、夏場は朝と夕方の2回、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与えるのがポイント。肥料は4月から9月まで月に2回、液体肥料を規定量の半分に薄めて与えます。ただし、真夏の猛暑日は肥料を休むのが安全です。暑さで根が弱っている時に肥料を与えると、逆効果になりますからね。

秋冬の準備と越冬テクニック

「秋になったらもう終わり」と思っていませんか?実は、秋冬こそ多年生野菜の真価が発揮される季節です。ケールやスイバは寒さで甘みが増し、ルバーブは冬の間に休眠して春の収穫に備えます。

私が秋に必ずやるのは、鉢のマルチング。鉢の表面に腐葉土やわらを3~5cm敷き詰めるだけで、根の温度変化を和らげられます。特にアスパラガスやルバーブのように地上部が枯れる野菜は、枯れた茎を10cmほど残して切り、その上からマルチングすると霜よけになるんです。寒冷地に住んでいるなら、鉢全体をプチプチシートや不織布で包むと完璧。私は気温が氷点下になる日は、鉢を室内の玄関に取り込んでいます。ただし、暖房の効いた部屋は乾燥しすぎるので、キッチンや浴室の近くがベスト。クレソンやワサビのように湿気を好む野菜は、冬でも水切れに注意してくださいね。

多年生野菜の病害虫対策

ベランダなら害虫は来ない――そんな甘い考えはすぐに打ち砕かれます。私もアブラムシに葉をボロボロにされた経験があります。

アブラムシとダニの予防法

「どうしてベランダなのに虫がつくの?」――理由は単純で、風に乗って飛んでくるからです。特に春と秋は要注意シーズンです。

私の予防策は、まず葉の裏側を週に一度チェックすること。初期発見が何より大事で、見つけたらすぐに水で洗い流します。もし大量発生したら、牛乳を水で3倍に薄めたスプレーを吹きかけると効果的です。牛乳のタンパク質が虫の呼吸を妨げるらしく、2~3日でいなくなります。また、鉢の周りに防虫ネットを張ると、物理的に虫を寄せ付けないので、初心者にはこれが一番安心です。化学農薬を使いたくないなら、ニームオイルや木酢液を週に一度散布するのもおすすめ。

自然派防除と早期発見のコツ

「できるだけ薬は使いたくない」という方に、私が実践している自然派の方法をいくつか紹介します。

まず、コンパニオンプランツを活用すること。チャイブをケールの隣に植えると、アブラムシが寄りにくくなります。チャイブの香りが虫を遠ざけるんですね。次に、定期的に葉を収穫することで風通しを良くすること。密植状態は病害虫の温床になるので、こまめに間引きます。もし葉に白い粉のようなものが付いたら、それはうどんこ病のサイン。重曹スプレー(水1リットルに小さじ1の重曹)をかけると治まります。私はこの方法で何度もケールを救いました。最後に、鉢の表面に珪藻土を薄くまくのも効果的。これは虫の体に傷をつけて乾燥死させる仕組みで、人間には無害です。

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FAQs

Q: 初心者でも失敗しにくい多年生野菜はどれ?

A: 私が初心者に真っ先におすすめするのは、スイバかチャイブです。スイバは種からでも簡単に育ち、収穫まで30~40日とスピーディー。レモンのような酸味がサラダやスープにぴったりで、料理の幅が広がります。私も最初の年にスイバを植えましたが、水やりと日当たりさえ守れば、ほぼほったらかしで育ってくれました。一方、チャイブはとにかく丈夫で、キッチンの窓辺でも育てられます。玉ねぎ風味の葉を料理にサッと使える便利さは、一度味わうとやめられません。どちらも耐寒性も強く、関東以北でも冬越しが楽です。初めての方は、まずこの2つから始めて、自信をつけてからワサビやアスパラガスに挑戦するのがおすすめですよ。

Q: 地植えより鉢植えのほうが向いている野菜はあるの?

A: 実は、スイバやクレソンは鉢植えのほうが地植えより成功しやすいんです。私も最初は「地植えのほうが自然でしょ」と思っていましたが、スイバは水はけの良い鉢のほうが根腐れしにくく、葉の色つやも良くなりました。クレソンは常に湿った状態が必要なので、鉢の下に水を張った受け皿を置くだけで管理が完結します。地植えだと水やりが大変ですが、鉢植えなら場所を動かせるので、暑い日は日陰に、寒い日は日向に移動させられます。この自由度が、鉢植え最大のメリットです。特にワサビのように、清流のような冷涼な環境を好む野菜は、鉢植えで日陰に置き、水を管理するほうが現実的。地植えだと、土壌や気候のハードルが高すぎるんですよね。

Q: 鉢植えの多年生野菜には、どのくらいの大きさの鉢が必要?

A: 野菜の根のタイプによって、適切な鉢のサイズは全く変わります。私の経験則では、ルバーブやアスパラガスのように深く根を張るものは、深さ50cm以上、直径も同じくらいの鉢が必須。私は最初にルバーブを小さな鉢で挑戦して、2年目で根詰まりを起こし、枯らしてしまった苦い経験があります。ケールやスイバは、浅根性なので深さ30~40cmの鉢で十分育ちます。特にワサビは、根茎を横に伸ばす性質があるので、深さよりも幅広の鉢を選ぶのがポイントです。ひとつの目安として、鉢の容量は野菜の地上部の大きさの1.5倍以上を確保してください。素材も重要で、素焼きの鉢は乾きやすく、プラスチック鉢は湿りやすいので、野菜の好みに合わせて選びましょう。

Q: 鉢植えの水やりはどうすればいい?よくある失敗は?

A: これが一番多い失敗ポイントです。私も最初は「水をあげすぎて根腐れ」か、「水が足りずに枯れる」のどちらかでした。基本は「土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷり与える」こと。ただし、クレソンだけは例外で、常に受け皿に水を張っておく必要があります。夏場は朝と夕方の2回、土の状態をチェックする習慣をつけると失敗が減ります。指を土に差して、湿り具合を確認するのが一番確実です。逆に、受け皿に溜まった水を放置すると、根腐れの原因になるので必ず捨てましょう。また、肥料のやりすぎも注意。多年生野菜は同じ鉢で育つので、肥料が残りやすいんです。私は液体肥料を規定量の半分に薄めて、頻度を守って与えています。葉の色が濃くなりすぎたり、徒長したりしたら肥料過多のサインですよ。

Q: 鉢植えの多年生野菜を長く楽しむコツは?

A: 長く楽しむ秘訣は、定期的な植え替えと品種選びです。鉢植えの根は、地植えより早く鉢いっぱいに広がります。アスパラガスやルバーブは、2~3年に一度は一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けをしてリフレッシュさせましょう。特にチャイブは、3年に一度株分けをしないと、根詰まりで生育が悪くなります。私の経験では、株分けをした年のチャイブは、葉の色が濃く、収穫量も倍増しました。また、冬越しも重要です。ケールやワサビは霜に弱いので、寒冷地では鉢を室内に取り込むか、不織布で覆いましょう。逆に、ルバーブやチャイブは寒さに強いので、そのまま冬を越せます。品種ごとの耐寒性を事前に調べて、適切な対策を取ることが、長く楽しむための最大のポイントです。

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